ケンコームJapan

2018/03/30 配信 vol.56

マウスの腫瘍の97%を治すがんワクチン、ヒト試験承認

マウスの癌性腫瘍の97%を治癒させた新しいワクチンが、ヒト試験に承認されました。この試験は、低悪性度である、B細胞から発生する非ホジキンリンパ腫の患者にのみ適用されます。 継続的な免疫を作り出す伝統的なワクチンとは異なり、この試験のワクチンには2種類の免疫刺激薬が含まれています。この研究では、免疫系のT細胞(腫瘍と戦うために重要な細胞)を活性化させて、体全体の腫瘍を排除し、癌細胞の増殖を停止させるとされており、ワクチンとともに、患者は研究中に放射線療法を受けるとのこと。
【参照元 U.S.News ※原文は英語です】

アメリカ食品医薬品局(FDA)の「健康的」「自然」の再定義

アメリカ食品医薬品局(FDA)のScott Gottlieb委員は、健康食品の摂取を促進し、公衆衛生を改善する計画について、政治家、ロビイスト、食品産業の様々な派閥代表者と意見交換を行った。 この新しいアジェンダの中核は、特に食品のラベル表示の改善とのこと。また今後、FDAは「健康な」という意味やそのスタンスを再評価し、FDAが何年も消極的だったこの曖昧な定義を更新する予定とのこと。
【参照元 THE NEW FOOD ECONOMY ※原文は英語です】

アルツハイマー病の記憶は頭の中にインプラント入れ、元に戻すことができた

画期的なパイロット研究では、米国の研究者らは、彼らが形成されていた時の記憶を記録し、その後、それらを10人の患者の脳に戻した。 結果、彼らはメモリパフォーマンスを最大37%向上させることがわかったとのこと。 「科学者が患者の脳細胞のコードやパターンを識別し、本質的にはそのコードを書き込んで、既存の記憶をより良くすることができたのは初めてであり、記憶喪失を回復するための重要な第一歩である」 とロバート・ハンプソン博士は述べています。
【参照元 The Telegraph ※原文は英語です】

健康寿命延伸の為の長寿遺伝子検査

人間の体内には、もともとサーチュイン遺伝子という「長寿遺伝子」が存在しています。 長寿遺伝子は、老化のスピードを抑制する作用を持っており、この長寿遺伝子が活性していると、近年の研究では、様々な疾病のリスクも下げることがわかってきました。 弊社がサービスする長寿遺伝子検査では、この長寿遺伝子の一つである「SIRT1」の発現量を数値化することで、今まで確認することのできなかった長寿遺伝子の活性度を見える化する検査です。 クリニックへの導入については下記からお問い合わせください。
【参照元 お問い合わせ


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マーナ検査(mRNA発現解析検査)のご案内

DNA遺伝子検査とマーナ検査の違い

マーナ検査(mRNA発現解析検査)は、遺伝的体質を解析するDNA検査とは異なります。

DNA遺伝子検査 マーナ検査
解析するもの 両親から受け継いだ遺伝子の配列 現在の遺伝子のはたらき
検査目的 体質判断 生活習慣に起因する現在の状態
わかるリスク 先天的リスク 後天的リスク
結果 不変 改善により変化する

マーナ検査の利点

■解析結果が変化するため、倫理的な問題にとらわれない

DNA検査は、「生活習慣や治療では変えることのできない体質」を調べるものです。一方、RNA検査は、遺伝的な影響を多少含むものの、その「時々で変化する体調」を調べる臨床検査の一種と考えられています。

■継続して検査することで、あらゆる生活習慣の効果の確認が可能

継続して検査することで、現在の生活習慣だけでなく、摂取しているサプリメントや、実施している治療法がどれだけ自分に効果があるか、つまり個人差に関係なく効果・効能を確認し、日々の生活に生かすことが可能です。

■DNA検査によって選んだ生活習慣やサプリメントの効果も確認できる

DNA検査によって選択した生活習慣や治療法が本当に効果があるかどうかも発現解析によって確認することが可能です。