2018/05/11 配信 vol.65
Tweet特定の鉄サプリメントは、結腸癌の発症に影響を与える可能性
2つの一般的な鉄化合物は、スウェーデンのChalmers University of Technologyの癌細胞の新しい研究によると、癌の既知のバイオマーカーの形成を増加させる可能性があるとのこと。
2つの化合物、クエン酸第二鉄(ferric citrate)およびEDTA(ferric EDTA)は、米国およびEUを含む世界の市場で、栄養補助食品および食品添加物として使用されることが多い。
比較として、般的に利用可能な別の鉄化合物である硫酸第一鉄の影響を測定した。硫酸第一鉄は効果がなかったが、クエン酸第二鉄およびEDTA第二鉄は
癌のバイオマーカーであるアンフィレグリンの細胞レベルの上昇を引き起こした。これは低線量でもそうだったとのこと。
【参照元 ScienceDaily ※原文は英語です】
抗コリン薬が認知症リスクの増加につながる
新しい研究では、抗コリン薬と呼ばれるタイプの薬物を服用した人々が認知症を発症する可能性が高いことを見出している。
抗コリン作動薬は、中枢または末梢神経系のアセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質を遮断するとして、てんかん、うつ病、花粉症、およびパーキンソン病の症状を含む様々な状態を治療するために使用されています。
研究者らは、2006年から2015年の間に病気のリスクが増加しているかどうかを調べるために、認知症の患者40,770人と疾患のない患者283,933人を調べました。
研究者は、英国のイースト・アングリア大学、米国のパーデュ大学とインディアナ大学、および他の機関に拠点を置いており、英国に本拠を置くアルツハイマー協会による資金提供を受けました。
研究では、認知症の人々が認知症を発症する前に、より強力なクラス3抗コリン作動薬を摂取した可能性が高いことを示しており、増加したリスクは、薬物によって異なるが、場合によっては30%まで上昇したとのこと。
【参照元 healthline ※原文は英語です】
どのように血流が癌を広げるのか
転移は、身体の他の部位への癌の伝播であり、その病気が深刻であるという主な要因です。
新しい研究では、血流がこのプロセスの重要な要素であることが明らかになりました。
転移は、腫瘍細胞が原発部位から離れて移動し、リンパ系または血流を通って移動し、身体の遠隔部位に二次的または転移性の腫瘍を確立する過程で、癌死の主要な原因であり、「癌患者の予後における第一の重要性」であると考えられています。
この実験では、血流が、移動する癌細胞が血管内で「停止」する位置に影響を与えることを確認。またこれらの癌細胞がどのように血管壁を通って出て、二次腫瘍部位を設定するかを詳述します。
【参照元 MEDICAL NEWS TODAY ※原文は英語です】
健康寿命延伸の為のマーナ検査のご案内
遺伝子関連の検査を導入されているクリニックが増加しています。
「マーナ検査」は、その中でも早期発見ではなく、予防・予測を目的として、現在の「遺伝子のはたらき」を解析する検査です。
■長寿遺伝子検査
抗酸化、抗ストレスなどの効果があるとされ、老化(細胞レベル)を抑制するといわれている長寿遺伝子が現在どれくらい活性しているかを確認する検査。
※アンチエイジング療法の効果確認で利用されています。
■がん関連遺伝子検査
男性8部位 女性11部位のがんに関連する遺伝子のはたらきを調べる検査。
がんを発生させやすい環境があるからリスクが高いという結果から、より効率の良い予防療法の導入や、生活習慣の改善指導をサポートします。
※禁煙したら肺がんのリスクが下がった!生活習慣改善のきっかけとして
■クリニックでの検査方法
2.5ccの採血のみ。結果は3~4週でクリニックにお届け致します。
【 お問い合わせ 】
マーナ検査の採血提携クリニックを募集
現在多くの先生方に導入して戴いているマーナ検査。
少しでも実施できる地域を拡大し、皆様の健康に寄与できるように
採血だけを行って戴けるクリニックを募集させて戴きます。
■目的
各都道府県の市町村においてどこでもマーナ検査(mRNA発現解析)が受けられるように
実施体制を整えることを目的としています。
■検査方法
血液2.5ccを採取して頂きます。(専用の採血管を事前にご用意します。)
ご検討戴ける先生がおられましたら、下記のフォームに続けてご入力を戴ければ幸いです。
送信後、資料をメールもしくは郵送にてお送りさせて戴きます。
【 送信フォーム 】
ニュースおよびマーナ検査のお問い合わせは info@kenkome-jp.com 【ケンコームJapan】まで
マーナ検査(mRNA発現解析検査)のご案内
DNA遺伝子検査とマーナ検査の違い
マーナ検査(mRNA発現解析検査)は、遺伝的体質を解析するDNA検査とは異なります。
DNA遺伝子検査 | マーナ検査 | |
解析するもの | 両親から受け継いだ遺伝子の配列 | 現在の遺伝子のはたらき |
検査目的 | 体質判断 | 生活習慣に起因する現在の状態 |
わかるリスク | 先天的リスク | 後天的リスク |
結果 | 不変 | 改善により変化する |
マーナ検査の利点
■解析結果が変化するため、倫理的な問題にとらわれない
DNA検査は、「生活習慣や治療では変えることのできない体質」を調べるものです。一方、RNA検査は、遺伝的な影響を多少含むものの、その「時々で変化する体調」を調べる臨床検査の一種と考えられています。
■継続して検査することで、あらゆる生活習慣の効果の確認が可能
継続して検査することで、現在の生活習慣だけでなく、摂取しているサプリメントや、実施している治療法がどれだけ自分に効果があるか、つまり個人差に関係なく効果・効能を確認し、日々の生活に生かすことが可能です。
■DNA検査によって選んだ生活習慣やサプリメントの効果も確認できる
DNA検査によって選択した生活習慣や治療法が本当に効果があるかどうかも発現解析によって確認することが可能です。