ケンコームJapan

2016/07/29 配信 vol.4

米国のスタートアップ企業が、mRNAで目指すビジョンは

2人に1人はがんにかかる、そのうち3人に1人はがんで亡くなる。 米国のスタートアップ企業、Cofactor Genomicsでは、 DNA検査では見ることができない環境要因を示すmRNAを解析 し、がんおよび神経疾患の早期発見を目指しています。 常に身体のパラメータを追跡し、危険な人には情報を送信、その 後に個人の環境要因を理解し、結果に応じて調整できることが 次の医学のビジョンではないかと、強調されています。
【参照元 L'Atelier ※原文は英語です】

老化抑制物質、慶大が人で臨床研究

2015年1月にNHKスペシャル「ネクストワールド」で取り上げられた、「NMN/ニ コチンアミドモノヌクレオチド」。NMNの生産技術を持つ企業の親会社の株価が 上がるほどに、当時話題となりました。 健康な人を対象にNMNの安全性を確認する臨床研究が始まったとのことです。 ネクストワールドの番組内では、●メスのネズミにNMNを投与したら寿命が 16%延びる。●生後22カ月(人では60才)のネズミにNMNを1週間投与すると、細胞が生後6カ月(人では20才)の状態になる。など、医療関係者だけでなく多くの視聴者を驚かせまし た。臨床研究は米ワシントン大と共同で実施されるとのことです。
【参照元 日本経済新聞

「アイスバケツ」寄付で効果ALS関与の遺伝子特定

難病の「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」患者を支援する為に、一昨年SNSを中心に爆発的に広がった「アイ ス・バケツ・チャレンジ」。アイス・バケツ・チャレンジとはバケツに氷水をたっぷりと入れて、頭から被るという非常にシンプ ルなチャレンジを行うかアメリカALS協会に寄付するかのどちらかを行い、次のチャレンジャーを指名するもの。 各国の著名人のチャレンジも多く見受けられるなど、一時お祭り騒ぎになる中、批判の声もありましたが、ALS研究に 進展があり、寄付金を用いた研究で、ALSに関与している遺伝子が特定されました。 協会によると、合計約1億1500万ドル(約120億円)以上の寄付金が集まり、約67%が研究開発費、約 20%が患者支援、残りは教育関連などに充てられたとのことです。
【参照元 日本経済新聞

「遺伝子検査」実は占い並み!?過熱ビジネスに注意せよ

2013年、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、遺伝子検査の結果、乳がん予防のために乳腺を切除した というニュースが世界中に広がりました。その結果、遺伝子検査という言葉が日本でも多く聞かれるようになり「遺伝 子検査ビジネス」という新たなヘルスケア産業の扉が開かれ、大手企業のサービスもスタートしました。 【参照元 ダイヤモンドオンライン

各遺伝子検査の違いを理解する必要性

一言で遺伝子検査と言っても、アンジェリーナ・ジョリーさんが受けたような病院で実施されるもの、企業が行う医師を 介さないもの、弊社がサービスを行うmRNA検査のように医師を介して行う先天的な体質ではなく「現時点での遺 伝子のはたらき」を解析するもの。マーナニュースではそれぞれの違いを理解できる情報も今後発信する予定です。

ニュースおよびマーナ検査のお問い合わせは info@kenkome-jp.com 【ケンコームJapan】まで




マーナ検査(mRNA発現解析検査)のご案内

DNA遺伝子検査とマーナ検査の違い

マーナ検査(mRNA発現解析検査)は、遺伝的体質を解析するDNA検査とは異なります。

DNA遺伝子検査 マーナ検査
解析するもの 両親から受け継いだ遺伝子の配列 現在の遺伝子のはたらき
検査目的 体質判断 生活習慣に起因する現在の状態
わかるリスク 先天的リスク 後天的リスク
結果 不変 改善により変化する

マーナ検査の利点

■解析結果が変化するため、倫理的な問題にとらわれない

DNA検査は、「生活習慣や治療では変えることのできない体質」を調べるものです。一方、RNA検査は、遺伝的な影響を多少含むものの、その「時々で変化する体調」を調べる臨床検査の一種と考えられています。

■継続して検査することで、あらゆる生活習慣の効果の確認が可能

継続して検査することで、現在の生活習慣だけでなく、摂取しているサプリメントや、実施している治療法がどれだけ自分に効果があるか、つまり個人差に関係なく効果・効能を確認し、日々の生活に生かすことが可能です。

■DNA検査によって選んだ生活習慣やサプリメントの効果も確認できる

DNA検査によって選択した生活習慣や治療法が本当に効果があるかどうかも発現解析によって確認することが可能です。