ケンコームJapan

2017/10/03 配信 vol.45

脂肪および炭水化物の摂取は心血管疾患および死亡率に影響する

近年良く見かけるようになった「糖質制限」。その糖質制限に関連する研究の結果が発表されました。高炭水化物摂取量は死亡リスクの増加と関連し、脂肪摂取量の増加は死亡リスクの減少と関連していることを示す知見を考慮して、グローバル栄養ガイドラインを再検討すべきであるとのことです。
【参照元 DiabetesInControl ※原文は英語です】

嗅覚喪失は健康な高齢者の認知低下を予測する

57歳から85歳のほぼ3000人の成人を対象とした長期間にわたる調査では、5つの一般的な臭いのうち4つ以上を特定できなかった人々は、5年以内に認知症を発症する可能性が、通常のにおいの感覚を持つ群に対して2倍以上とのこと。このシンプルな嗅覚検査は、既に危険性の高い人を迅速かつ安価に識別することができると述べられています。
【参照元 EurekAlert! ※原文は英語です】

人生100歳時代の未来型予防医療【第7回臨床ゲノム医療学会】

2017年12月10日(日)に東京大学において、第7回臨床ゲノム医療学会“東京国際学術大会”が開催されます。
今回の第7回臨床ゲノム医療学会へは、治療だけでなく予防も積極的に行う先駆的な多くの先生方、 その先生方をサポートし、新たな市場を共創する企業の皆様にご参加いただき、この大会がきっかけとなり、 新たな知見やネットワークが生まれることが期待されています。
先般のご案内からたくさんの参加申し込みを戴いているとのこと、まだ空席がございますので、早めに参加の申し込みを!
【参照元 第7回臨床ゲノム医療学会HP

大阪歯科大学 公開講座・特別講座「あなたの病気のリスクをマーナ(mRNA)検査で早期発見!」

大阪歯科大学では来る11月5日(日)、一般社団法人 臨床ゲノム医療学会(理事長・渥美和彦 東大名誉教授)の後援を受け、 『あなたの病気のリスクをマーナ(mRNA)検査で早期発見!』と題し、大阪歯科大学公開講座・特別講座が開催されます。
「遺伝子検査」の報道が爆発的に増加していますが、メディアも企業もその中でどのように区別がなされているかを明確に伝えていません。  臨床で実施される医師・歯科医師の先生方だけでなく、国民の皆様にも「いつ・どこで・どんな遺伝子検査」が必要とされるかを正しく伝えます。
本講座は9月17日(日)に開催予定でしたが、台風の影響で順延となり、11月5日(日)の開催となりました。
【公開講座ご案内 大阪歯科大学HP


ニュースおよびマーナ検査のお問い合わせは info@kenkome-jp.com 【ケンコームJapan】まで




マーナ検査(mRNA発現解析検査)のご案内

DNA遺伝子検査とマーナ検査の違い

マーナ検査(mRNA発現解析検査)は、遺伝的体質を解析するDNA検査とは異なります。

DNA遺伝子検査 マーナ検査
解析するもの 両親から受け継いだ遺伝子の配列 現在の遺伝子のはたらき
検査目的 体質判断 生活習慣に起因する現在の状態
わかるリスク 先天的リスク 後天的リスク
結果 不変 改善により変化する

マーナ検査の利点

■解析結果が変化するため、倫理的な問題にとらわれない

DNA検査は、「生活習慣や治療では変えることのできない体質」を調べるものです。一方、RNA検査は、遺伝的な影響を多少含むものの、その「時々で変化する体調」を調べる臨床検査の一種と考えられています。

■継続して検査することで、あらゆる生活習慣の効果の確認が可能

継続して検査することで、現在の生活習慣だけでなく、摂取しているサプリメントや、実施している治療法がどれだけ自分に効果があるか、つまり個人差に関係なく効果・効能を確認し、日々の生活に生かすことが可能です。

■DNA検査によって選んだ生活習慣やサプリメントの効果も確認できる

DNA検査によって選択した生活習慣や治療法が本当に効果があるかどうかも発現解析によって確認することが可能です。