ケンコームJapan

2018/05/28 配信 vol.69

歯周炎はがんのリスクを高める

医学雑誌Cancer Epidemiology、Biomarkers&Preventionに掲載された研究によると、歯周炎は癌のリスクを増加させるとのこと。 この試験の結果、歯周炎の患者の癌のリスクは14%増加しており、歯周病の女性の食道癌の発症率は3倍増加するとのこと。 「歯周炎は、肺癌、胆嚢癌、黒色腫および乳癌の発生率を増加させる、そして食道は口腔に接近しており、歯周病原体は食道粘膜に容易に接近して感染し、特にこの部位で癌のリスクを促進する可能性がある」と研究者は話しています。
【参照元 The Talking Democrat ※原文は英語です】

世界の人口のほぼ4分の1が2045年までに肥満になる

WHOのデータを用いた新しい研究では、より多くの国々が行動を起こさない限り、8人中1人が2型糖尿病に罹患することになるとのこと。 オーストリアのウィーンで開催された2018年の肥満会議で今週発表された新しい研究では、世界の人口の4分の1(22%)は2017年の14%から2045年には肥満になり、 8人に1人は2型糖尿病を発症し、2017年には9%から増加すると結論づけている。世界的な糖尿病の割合を10%で安定させるために、肥満率は2045年までに現在の14%から10%に低下しなければならないと提言している。
【参照元 Market Watch ※原文は英語です】

第22回日本統合医療学会開催のご案内

2018年10月7日(日)、8日(月)、札幌市立大学の桑園キャンパスにおいて、第22回日本統合医療学会が「大自然と響き合うインテグラティブ・ヘルス~慈しみと現代・伝統・自然医療のシナジー~」をテーマに開催されます。 多くの特別講演が予定されており、未来の統合医療や、AIとの関連、そして日本の統合医療政策など、注目の講演が目白押しです。 事前参加申込だけでなく、企業協賛も広く募集しております。詳しくはホームページをご確認ください。
【リンク 第22回日本統合医療学会

健康寿命延伸の為のマーナ検査のご案内

遺伝子関連の検査を導入されているクリニックが増加しています。 「マーナ検査」は、その中でも早期発見ではなく、予防・予測を目的として、現在の「遺伝子のはたらき」を解析する検査です。
■長寿遺伝子検査
抗酸化、抗ストレスなどの効果があるとされ、老化(細胞レベル)を抑制するといわれている長寿遺伝子が現在どれくらい活性しているかを確認する検査。 ※アンチエイジング療法の効果確認で利用されています。
■がん関連遺伝子検査
男性8部位 女性11部位のがんに関連する遺伝子のはたらきを調べる検査。 がんを発生させやすい環境があるからリスクが高いという結果から、より効率の良い予防療法の導入や、生活習慣の改善指導をサポートします。
※禁煙したら肺がんのリスクが下がった!生活習慣改善のきっかけとして
■クリニックでの検査方法
2.5ccの採血のみ。結果は3~4週でクリニックにお届け致します。
お問い合わせ


ニュースおよびマーナ検査のお問い合わせは info@kenkome-jp.com 【ケンコームJapan】まで




マーナ検査(mRNA発現解析検査)のご案内

DNA遺伝子検査とマーナ検査の違い

マーナ検査(mRNA発現解析検査)は、遺伝的体質を解析するDNA検査とは異なります。

DNA遺伝子検査 マーナ検査
解析するもの 両親から受け継いだ遺伝子の配列 現在の遺伝子のはたらき
検査目的 体質判断 生活習慣に起因する現在の状態
わかるリスク 先天的リスク 後天的リスク
結果 不変 改善により変化する

マーナ検査の利点

■解析結果が変化するため、倫理的な問題にとらわれない

DNA検査は、「生活習慣や治療では変えることのできない体質」を調べるものです。一方、RNA検査は、遺伝的な影響を多少含むものの、その「時々で変化する体調」を調べる臨床検査の一種と考えられています。

■継続して検査することで、あらゆる生活習慣の効果の確認が可能

継続して検査することで、現在の生活習慣だけでなく、摂取しているサプリメントや、実施している治療法がどれだけ自分に効果があるか、つまり個人差に関係なく効果・効能を確認し、日々の生活に生かすことが可能です。

■DNA検査によって選んだ生活習慣やサプリメントの効果も確認できる

DNA検査によって選択した生活習慣や治療法が本当に効果があるかどうかも発現解析によって確認することが可能です。