ケンコームJapan

2018/06/11 配信 vol.72

がん細胞は脂質分子も成長に利用できる

癌細胞は、血液供給が少ないときに、血糖の代わりに脂質分子を燃料として使用することができる。 スウェーデンのKarolinska Institutetの研究者らは、細胞代謝関連の研究でこのことを動物の腫瘍モデルで示したとのこと。 このメカニズムは、なぜ腫瘍がしばしば血管の形成を阻害するがん剤に対する耐性を発達させるのかを説明するのに役立つかもしれないと考えられます。 腫瘍の増殖と拡散は血管新生に依存しており、癌細胞にグルコース(砂糖)を含む栄養素とホルモンを供給する新しい血管を成長させるプロセスです。
【参照元 News-Medical.Net ※原文は英語です】

肥満の犬は肥満の人に似た「人格」の特徴を持つ可能性

西洋ではペットの肥​​満が流行しているとのこと。また実際に肥満は現在、ペットの健康と幸福にとって最大の脅威と考えられています。 人間と同じように、犬の肥満にはさまざまな要因があります。特定の品種の犬は、他の犬よりも肥満になりやすい品種も存在。遺伝学的に過食の遺伝子を持つものもいるとのこと。 犬の肥満に対して健康面ばかりが注目されているようですが、感情的および認知的側面はどうでしょうか?Royal Society Open Scienceに掲載された新しい研究では、 太りすぎの犬は、より多くのエネルギーを含む食品を選ぶ可能性が高く、これは太りすぎや肥満の人が、健康な人よりも脂肪や砂糖が多いエネルギーの多い食品に強い魅力を感じることと共通しているかもしれません。
【参照元 Phys.org ※原文は英語です】

腸内細菌は抗生物質よりも優れている

小さなノルウェーの研究では、重度の腸感染患者の治療において、移植腸内細菌が抗生物質よりも有効である可能性があることが示唆されているとのこと。
【参照元 Science Nordic ※原文は英語です】

第22回日本統合医療学会開催のご案内

2018年10月7日(日)、8日(月)、札幌市立大学の桑園キャンパスにおいて、第22回日本統合医療学会が「大自然と響き合うインテグラティブ・ヘルス~慈しみと現代・伝統・自然医療のシナジー~」をテーマに開催されます。 多くの特別講演が予定されており、未来の統合医療や、AIとの関連、そして日本の統合医療政策など、注目の講演が目白押しです。 事前参加申込だけでなく、企業協賛も広く募集しております。詳しくはホームページをご確認ください。
【リンク 第22回日本統合医療学会


ニュースおよびマーナ検査のお問い合わせは info@kenkome-jp.com 【ケンコームJapan】まで




マーナ検査(mRNA発現解析検査)のご案内

DNA遺伝子検査とマーナ検査の違い

マーナ検査(mRNA発現解析検査)は、遺伝的体質を解析するDNA検査とは異なります。

DNA遺伝子検査 マーナ検査
解析するもの 両親から受け継いだ遺伝子の配列 現在の遺伝子のはたらき
検査目的 体質判断 生活習慣に起因する現在の状態
わかるリスク 先天的リスク 後天的リスク
結果 不変 改善により変化する

マーナ検査の利点

■解析結果が変化するため、倫理的な問題にとらわれない

DNA検査は、「生活習慣や治療では変えることのできない体質」を調べるものです。一方、RNA検査は、遺伝的な影響を多少含むものの、その「時々で変化する体調」を調べる臨床検査の一種と考えられています。

■継続して検査することで、あらゆる生活習慣の効果の確認が可能

継続して検査することで、現在の生活習慣だけでなく、摂取しているサプリメントや、実施している治療法がどれだけ自分に効果があるか、つまり個人差に関係なく効果・効能を確認し、日々の生活に生かすことが可能です。

■DNA検査によって選んだ生活習慣やサプリメントの効果も確認できる

DNA検査によって選択した生活習慣や治療法が本当に効果があるかどうかも発現解析によって確認することが可能です。