ケンコームJapan

2018/06/29 配信 vol.76

肥満が若い女性の乳がんリスクを低下させる

NIHが率いる国際的な研究者チームによって実施された研究において、高体脂肪率の若い女性は、閉経前に乳癌を発症する可能性が低いことが示唆されています。 閉経後の体重増加は乳がんの危険因子として知られていますが、若い女性では体重以外の生物学的因子が乳癌に寄与している可能性があります。 研究者によると、閉経前乳癌の相対リスクは、BMIの5単位増加ごとに、年齢に応じて12〜23%低いとのこと。
【参照元 healthcentral ※原文は英語です】

長生きには限界がない、人間の寿命の議論を復活させる研究

人類学者や生物学者の主張に反して、人間がどれだけ長く生きることができるかには自然の限界はないかもしれないとのこと。 Scienceに掲載された、105歳以上のイタリアの約4000人の超高齢者の生存確率に関する統計分析によって示唆されています。
【参照元 nature.com ※原文は英語です】

高血圧が認知症の要因になることがある

研究者らは、MRIスキャンで高血圧による脳の損傷を検出できると述べており、認知症の症状が現れる前に早期の治療につながる可能性があります。 このタイプの損傷は、アルツハイマー病および他の型の認知症に寄与すると疑われる脳卒中の潜在的な原因です。
【参照元 healthline

第22回日本統合医療学会開催のご案内

2018年10月7日(日)、8日(月)、札幌市立大学の桑園キャンパスにおいて、第22回日本統合医療学会が「大自然と響き合うインテグラティブ・ヘルス~慈しみと現代・伝統・自然医療のシナジー~」をテーマに開催されます。 多くの特別講演が予定されており、未来の統合医療や、AIとの関連、そして日本の統合医療政策など、注目の講演が目白押しです。 事前参加申込だけでなく、企業協賛も広く募集しております。詳しくはホームページをご確認ください。
【リンク 第22回日本統合医療学会


ニュースおよびマーナ検査のお問い合わせは info@kenkome-jp.com 【ケンコームJapan】まで




マーナ検査(mRNA発現解析検査)のご案内

DNA遺伝子検査とマーナ検査の違い

マーナ検査(mRNA発現解析検査)は、遺伝的体質を解析するDNA検査とは異なります。

DNA遺伝子検査 マーナ検査
解析するもの 両親から受け継いだ遺伝子の配列 現在の遺伝子のはたらき
検査目的 体質判断 生活習慣に起因する現在の状態
わかるリスク 先天的リスク 後天的リスク
結果 不変 改善により変化する

マーナ検査の利点

■解析結果が変化するため、倫理的な問題にとらわれない

DNA検査は、「生活習慣や治療では変えることのできない体質」を調べるものです。一方、RNA検査は、遺伝的な影響を多少含むものの、その「時々で変化する体調」を調べる臨床検査の一種と考えられています。

■継続して検査することで、あらゆる生活習慣の効果の確認が可能

継続して検査することで、現在の生活習慣だけでなく、摂取しているサプリメントや、実施している治療法がどれだけ自分に効果があるか、つまり個人差に関係なく効果・効能を確認し、日々の生活に生かすことが可能です。

■DNA検査によって選んだ生活習慣やサプリメントの効果も確認できる

DNA検査によって選択した生活習慣や治療法が本当に効果があるかどうかも発現解析によって確認することが可能です。