ケンコームJapan

2018/08/13 配信 vol.88

高齢者の透析と認知症リスクの関連

アルツハイマー病を含む認知低下および認知症は、年齢と関連があり、高齢者では比較的一般的ですが、腎臓病が問題を悪化させる可能性があることが研究によって示唆されたとのこと。 過去20年間の研究では、腎機能が低下するにつれて、認知機能も低下する傾向があるというエビデンスが多く蓄積されており、 透析患者における最近の研究の1つは、この腎臓関連の認知低下が特に顕著であることを見出したとのことです。
【参照元 Futurity ※原文は英語です】

「先進医療を受け入れるための未来社会に寄与する人材育成」【9月2日開催シンポジウム紹介】

一般財団法人 渥美和彦記念財団(東京都文京区/代表:渥美和彦 東京大学名誉教授)では、これまでの渥美和彦記念財団で開催されてきた「新技術」「食」「住」というそれぞれ単体のテーマでしか行われていなかったシンポジウムを抜本的に見直し、専門家を集めて知識を深める内容ではなく、それぞれが「健康・予防」という大きなテーマの中で連携し、一つの技術を多方面(多職種)から見ることで、新しい利用方法や、そのビジネスモデルを創造できる企業および自治体の方々が参加しやすいシンポジウムを開催致します。
沢山の方にお申し込みを戴いており、多くのコラボレーションが生まれることが期待されています。定員がございますので、お早めにお申し込みくださいますようお願い致します。
【詳細はこちら 未来健康共生社会研究会第11回公開シンポジウムご案内ページ

「先制医療としてのゲノム予防医学・歯学への展開’2018」【第8回臨床ゲノム医療学会】

今年度の12月9日(日)、に大阪歯科大学創立100周年記念館において、第8回臨床ゲノム医療学会"大阪学術大会"が開催されます。 今大会のテーマは「先制医療としてのゲノム予防医学・歯学への展開’2018~ゲノム歯科医は、マーナ(mRNA)検査で病気を入口・口腔で止める~」です。 大阪歯科大学理事長・学長である川添堯彬先生が大会長を務められ、特別基調講演には井村裕夫先生(京都大学名誉教授)をお迎えし、それぞれの分野の最前線の先生方の特別講演も多く予定されています。
【リンク 第8回臨床ゲノム医療学会"大阪学術大会"紹介(大阪歯科大学ニュース)


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マーナ検査(mRNA発現解析検査)のご案内

DNA遺伝子検査とマーナ検査の違い

マーナ検査(mRNA発現解析検査)は、遺伝的体質を解析するDNA検査とは異なります。

DNA遺伝子検査 マーナ検査
解析するもの 両親から受け継いだ遺伝子の配列 現在の遺伝子のはたらき
検査目的 体質判断 生活習慣に起因する現在の状態
わかるリスク 先天的リスク 後天的リスク
結果 不変 改善により変化する

マーナ検査の利点

■解析結果が変化するため、倫理的な問題にとらわれない

DNA検査は、「生活習慣や治療では変えることのできない体質」を調べるものです。一方、RNA検査は、遺伝的な影響を多少含むものの、その「時々で変化する体調」を調べる臨床検査の一種と考えられています。

■継続して検査することで、あらゆる生活習慣の効果の確認が可能

継続して検査することで、現在の生活習慣だけでなく、摂取しているサプリメントや、実施している治療法がどれだけ自分に効果があるか、つまり個人差に関係なく効果・効能を確認し、日々の生活に生かすことが可能です。

■DNA検査によって選んだ生活習慣やサプリメントの効果も確認できる

DNA検査によって選択した生活習慣や治療法が本当に効果があるかどうかも発現解析によって確認することが可能です。