ケンコームJapan

2018/08/30 配信 vol.94

低炭水化物ダイエットは早期死亡のリスクが高い?

米国国民健康栄養調査に参加した24,825人の調査によれば、最も少ない炭水化物を摂取した人は、最も多くの炭水化物を摂取した人と比較して早期死亡のリスクが32%高かったとのこと。 参加者は平均47.6歳、女性は51%であった。研究者は、食事中の炭水化物のレベルに応じてグループを分けたとのこと。その他の調査でも、低炭水化物ダイエットと早発死のリスクが15%高く、心血管疾患に関連した死亡率が13%、癌に関連する死亡率が13%上昇した結果が報告されているとのことです。
【参照元 Newsweek ※原文は英語です】

「先制医療としてのゲノム予防医学・歯学への展開’2018」【第8回臨床ゲノム医療学会】

今年度の12月9日(日)、に大阪歯科大学創立100周年記念館において、第8回臨床ゲノム医療学会"大阪学術大会"が開催されます。 今大会のテーマは「先制医療としてのゲノム予防医学・歯学への展開’2018~ゲノム歯科医は、マーナ(mRNA)検査で病気を入口・口腔で止める~」です。 大阪歯科大学理事長・学長である川添堯彬先生が大会長を務められ、特別基調講演には井村裕夫先生(京都大学名誉教授)をお迎えし、それぞれの分野の最前線の先生方の特別講演も多く予定されています。
【リンク 第8回臨床ゲノム医療学会"大阪学術大会"紹介(大阪歯科大学ニュース)

歯肉疾患治療が肝硬変患者の症状を改善する可能性

歯肉疾患(歯周炎)を治療するための日常的な口腔ケアは、肝硬変患者の血中の炎症および毒素の減少(内毒素血症)および認知機能の改善に役割を果たす可能性があるとのこと。 肝硬変は米国でも多くの患者がおり、重度の場合、肝不全につながる可能性があります。肝硬変の合併症としては、身体全体の感染症および肝性脳症、進行した肝臓病によって引き起こされる脳内の毒素の蓄積が挙げられます。 治療群では認知機能の改善もみられ、体内の炎症レベルの低下は、すでに症状の標準治療を受けている人々の肝性脳症の症状のいくつかを最小限に抑える可能性があることを示唆しているとのことです。
【リンク ScienceDaily ※原文は英語です】


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マーナ検査(mRNA発現解析検査)のご案内

DNA遺伝子検査とマーナ検査の違い

マーナ検査(mRNA発現解析検査)は、遺伝的体質を解析するDNA検査とは異なります。

DNA遺伝子検査 マーナ検査
解析するもの 両親から受け継いだ遺伝子の配列 現在の遺伝子のはたらき
検査目的 体質判断 生活習慣に起因する現在の状態
わかるリスク 先天的リスク 後天的リスク
結果 不変 改善により変化する

マーナ検査の利点

■解析結果が変化するため、倫理的な問題にとらわれない

DNA検査は、「生活習慣や治療では変えることのできない体質」を調べるものです。一方、RNA検査は、遺伝的な影響を多少含むものの、その「時々で変化する体調」を調べる臨床検査の一種と考えられています。

■継続して検査することで、あらゆる生活習慣の効果の確認が可能

継続して検査することで、現在の生活習慣だけでなく、摂取しているサプリメントや、実施している治療法がどれだけ自分に効果があるか、つまり個人差に関係なく効果・効能を確認し、日々の生活に生かすことが可能です。

■DNA検査によって選んだ生活習慣やサプリメントの効果も確認できる

DNA検査によって選択した生活習慣や治療法が本当に効果があるかどうかも発現解析によって確認することが可能です。