ケンコームJapan

2018/09/20 配信 vol.95

肥満、ビタミンD欠乏症は乳がんのリスクを高める

最新の研究では閉経後の女性のビタミンD欠乏症と結びついた肥満が、女性の最も一般的かつ主要な死因である乳がんの重大なリスクを引き起こす可能性があると報告されています。 この発見は、健康な骨を構築する等、多くのメリットがあると考えられているビタミンDのレベルが高いほど、体格指数(BMI)が低い女性の乳がん死亡率を50%低下させる可能性があることを示しているとのことです。
【参照元 The Tribune ※原文は英語です】

「先制医療としてのゲノム予防医学・歯学への展開’2018」【第8回臨床ゲノム医療学会】

今年度の12月9日(日)、に大阪歯科大学創立100周年記念館において、第8回臨床ゲノム医療学会"大阪学術大会"が開催されます。 今大会のテーマは「先制医療としてのゲノム予防医学・歯学への展開’2018~ゲノム歯科医は、マーナ(mRNA)検査で病気を入口・口腔で止める~」です。 大阪歯科大学理事長・学長である川添堯彬先生が大会長を務められ、特別基調講演には井村裕夫先生(京都大学名誉教授)をお迎えし、それぞれの分野の最前線の先生方の特別講演も多く予定されています。
【リンク 第8回臨床ゲノム医療学会"大阪学術大会"紹介(大阪歯科大学ニュース)

栄養価の低い食品は、がんのリスクが高い

英国食品基準庁は、人々が食品の栄養価を明確に確認できるようにするための手段として、栄養プロファイリングシステム(FSAm-NPS)を開発しました。 このシステムにより、人々は情報に基づき食品を選択し、有益な食べ物や恩恵の有無を確認することができます。 この研究では、栄養価の低い食品の定期的な摂取は、結腸直腸癌および上部消化管および胃の癌ならびに男性の場合の肺癌のリスク増加と関連しており、 女性にとっては、肝がんと閉経後乳がんのリスクが高いことに結びついてることがわかったとのこと。
【リンク Medical News Today ※原文は英語です】


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マーナ検査(mRNA発現解析検査)のご案内

DNA遺伝子検査とマーナ検査の違い

マーナ検査(mRNA発現解析検査)は、遺伝的体質を解析するDNA検査とは異なります。

DNA遺伝子検査 マーナ検査
解析するもの 両親から受け継いだ遺伝子の配列 現在の遺伝子のはたらき
検査目的 体質判断 生活習慣に起因する現在の状態
わかるリスク 先天的リスク 後天的リスク
結果 不変 改善により変化する

マーナ検査の利点

■解析結果が変化するため、倫理的な問題にとらわれない

DNA検査は、「生活習慣や治療では変えることのできない体質」を調べるものです。一方、RNA検査は、遺伝的な影響を多少含むものの、その「時々で変化する体調」を調べる臨床検査の一種と考えられています。

■継続して検査することで、あらゆる生活習慣の効果の確認が可能

継続して検査することで、現在の生活習慣だけでなく、摂取しているサプリメントや、実施している治療法がどれだけ自分に効果があるか、つまり個人差に関係なく効果・効能を確認し、日々の生活に生かすことが可能です。

■DNA検査によって選んだ生活習慣やサプリメントの効果も確認できる

DNA検査によって選択した生活習慣や治療法が本当に効果があるかどうかも発現解析によって確認することが可能です。